東大社式年神幸祭

(おおじん様のおおみゆき)

東庄町宮本・銚子外川ほか
開催:4月上旬(20年に一度)

東大社(とうだいしゃ)は中世には東庄33郷の総鎮守であり、「玉子(たまご)大明神」「おおじん様」などと呼ばれてきました。祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)とされ、隔年で桜井浜に、20年に一度、銚子の外川浦(とがわうら)へ神幸します。平安時代後期の康和年間に、銚子高見浦(外川)の海荒れを鎮めるために渡御したことが始まりと伝えられます。

松澤熊野神社

 

桜井浜の鳥居をくぐる

桜井浜がおおじん様の出生地との伝承もあります。銚子外川にうつぼ舟で流れ着いた女性が、宮三郎家の老母に助けられて桜井浜で出産し、生まれた男子がおおじん様と伝えられ、御産宮(ごさんのみや)には丸石がたくさん祀られていました。

観客を笑わせる勘定奉行

道中には10数か所の関所が設けられ、氏子の各地域から大名行列、花万燈、手踊りなど様々な芸能が披露されます。

渡海神社に並ぶ

ともに神幸する雷(らい)神社、豊玉姫(とよたまひめ)神社との三社が海神、大綿津見命(おおわたつみのみこと)を祀る渡海(とかい)神社で宮三郎家の出迎えを受け、一泊します。

外川でのおはまおり

昭和45年までは砂浜から海に入り、「神輿岩」に上がりました。漁港の整備により、現在は船上で幣束に潮を注ぐことをお浜降りの神事としています。

おおじん、おたちやれ

おはまおりを終えると宮三郎家で饗応を受け、神輿に巻いた水引絹を新しくします。そして老母ならぬ姫君の「おおじん、おたちやれ」の発声で還御となります。

 

国土地理院発行の基盤地図情報を基に作成
国土地理院発行の基盤地図情報を基に作成