古新田の天王様

印西市大森町古新田地区
開催:7月21日前後の土曜日

印西市大森区古新田(こしんでん)地区では、消防団の青年たちが縄を巻き付けたオダチ(木太刀)を担いで集落全戸をまわり、家内安全、無病息災、五穀豊穣を祈ります。
オダチそのものを「天王様」と呼び、朝から雨が降っていても、天王様を出すと雨が止むといわれています。

 

「古新田の天王様」

令和4年(2022)
紹介映像(約5分)
撮影・編集:株式会社シマワークス

 

縄をオダチに巻く

祭礼当日の午前中に、市販のわら縄を使って太縄を綯(な)います。太縄を綯う機械は地元の工務店が作ったものです。できあがった太縄は注連縄としてオダチに巻き付けます。

魚を手水鉢に放す

村廻りは夕方からです。
火皇子神社を出発する前に、川から小魚を捕ってくると、神社の手水鉢に放します。

集落全戸をまわる

青年たちがオダチを担いで1軒1軒回ります。まず玄関口にオダチを入れます。「タチを付ける」といい、頭を先につけ、次に尻を降ろすのが作法です。
その後、掛け声とともに門口や庭で、三回地面に叩きつけます。この時はオダチの頭を南に向けます。

天王様の石祠

天王様の祭りは集落全体で行っていますが、元は個人宅の氏神の祭りだったと伝えられています。
今も、このお宅では天王様の石祠の前にオダチを置き、青年たちに赤飯とお神酒がふるまわれます。

オダチを洗う

全戸を回り終わると集落境の亀成(かめなり)川に向かいます。
オダチの縄を鉈で断ち切り、縄をたわし代わりに、川の水で洗います。火皇子神社にオダチを戻して古新田の天王様は終わります。

 

国土地理院発行の基盤地図情報を基に作成
国土地理院発行の基盤地図情報を基に作成